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2011.11.30

「大磯うつわの日」開催の記録

 2011年11月19日(土)20日(日)の2日間にわたり、「大磯うつわの日」を大磯の5会場に参加頂き開催しました。20日は毎月第3日曜日に港で行われる「大磯市」と年1回の農水産祭りが行われ、港と大磯のまちなかそれぞれを楽しんでいただくことができました。

「日本家屋で珈琲を」ジェル・アーキテクツ
  うつわ謙心+安達健,岡崎慧佑,加藤育子,岳中爽果,前田直紀
  光珈琲まめやmi,8donuts,三日月
  ジェル・アーキテクツ+村松さちえ
 今回、続き間の和室、縁側の障子、襖をはずしてひとつながりの空間としました。うつわは座って手に取りながら楽しんでいただけるように低く並べ、カフェは掘り炬燵とお庭を楽しめるように縁側に。最終日は季節はずれの暖かさのおかげで、窓を開け放し、お庭ともひとつながりに楽しんでいただくことができました。村松さんの照明も和のしつらえを柔らかい明かりで心地よく包んでいました。珈琲の香りが静かに漂う中、うつわを通しての話がはずみました。
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「花と陶展」OISO1668
大島健吾富田啓之
 歯科医ビルをリノベした1668の3階、これまでにもギャラリーやラウンジなど魅惑の時間を提供してきました。そこで初めての陶芸展。同級生の二人のお仕事は草花店と陶芸家、お花を生けることでは共通点はあるけれど、野草を扱う大島君と大きなオブジェもつくる富田君。二人にとっても初めてのコラボレーション、一体どんな展示になるのかまわりのみんなも楽しみにしていました。
 そして、開催の朝。今迄に見たこともない箱庭ファンタジーが出来あがっていました。苔の中に佇む富田君の花器たち、そして大島君がそこに生けた晩秋の草花たち。どれもが互いに共鳴し合い、ビルに降り注ぐ晩秋の緩やかな日差しが複雑な陰影を織りなしていました。夜は月明かりのようにほの暗いライトアップが光と闇をより深く刻んでいました。
大島君のオオシマ草花店さんは大磯市港の直売所などいろいろなマルシェに参加されています。
富田君は葉山のギャラリーRENさんで陶芸教室をされています。
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「クルマの弟ハナの姉」 岡村邸
岡村友太郎+岡村朝子
 瀟洒な平屋の岡村邸のお庭とお宅で「うつわの日」の間だけ開催された個展です。通りから迎えてくれる朝子さんの花は全て陶器でできていて、冬の葉の落ちた木々に落ちついた豊かな花を咲かせています。友太郎さんは表情豊かないろんな人たちが乗った小さなクルマと大きなクルマ。もちろん器たちもたくさん揃っています。コルクの栓のついた瓶のような入れ物は中身が見えないちょっと不思議な飲み物のよう。自分では自家製梅酒を入れたりしているそうです。どんな飲み物が似合うか思案するのも楽しいのでした。
 普段出店されている大磯市とはまた違った、住まいに寄り添った作品たちが楽しめました。
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「安土忠久吹きガラス」 桃の家(毎月6のつく日休)
 桃の家さんは大磯のまち歩きスポット「島崎藤村邸」の向かい側、門をくぐって訪れる一軒家です。普段からギャラリーとカフェを営まれており、時期によりさまざまな展示をされています。古い日本家屋なのに船底天井の洋間があるなどちょっとモダンな佇まいです。カフェはオーガニックな素材を用いて安全・安心な食に心配りされています。
お気に入りはケーキセット、2種のケーキと有機栽培の珈琲か紅茶を頂けます。ランチ・ディナーなどお食事はご予約がおすすめです。
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「器と古道具」グルニエ・メメ(月曜休)
 大磯駅を出て左手、洋館「旧山口邸」脇の路地を下るとグルニエ・メメさんが見えてきます。ガレージにはさまざまな古道具がならび、心躍らせながら階段を上ると、たくさんの可愛い古道具たち、古布や和古着たちが所狭しとならんでいます。陶器や漆器などうつわたちもさまざまにとり揃えらています。店主のメメさんいわく、自分たちが普段から楽しめるような古道具を扱っているとのこと、みな親しみやすい価格ですし自分だけの掘り出し物を見つけるのも楽しみの一つです。
 うちの文机もメメさんのところで見つけました。
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コメント

前のステキなお住まいを知っていたので、
どうして、一変、築50年の日本家屋に居を構えたのかな?と
いただいたご招待状を見ながら
うつわ展とともに、実は、
そのことも楽しみにお伺いしました。

玄関を入ったとたん、そのことが
理解できました。
あぁ、こういうことだったのかと。

なんだか懐かしいような
空気感に包まれて、
あらためて日本家屋の素晴らしさを
余韻に、帰りしなの大磯の町も楽しめました。

毎年、うつわの日を開催されると
聞きましたが、
来年は、どんなふうな展開になるのかと
今から楽しみでなりません。

お知らせ、お待ちしております。

投稿: ZAKURO | 2011.12.02 22:18

>ZAKUROさん

過日、「日本家屋で珈琲を」にお越し下さいましてありがとうございました。大磯でも少なくなってまいりました、日本の家とお庭、その空気感に心地よく包まれたとのこと、嬉しく感じております。
またゆっくりお越しいただける機会もつくれればと考えております。引き続き応援頂ければ幸いです。

投稿: ジェル | 2011.12.03 10:29

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