夏になりました。網戸をいれます!-日本家屋の良いところ
漸く暑い日が少しずつやって来ました。
日本家屋の良いところは、夏には窓を開け放ち、庭の木陰からの涼しい風を部屋の中に取りいれられることです。エアコンに頼らずに涼しく過ごす知恵のひとつです。
ジェル・アーキテクツでは、使わない季節には網戸をはずして、納戸やクローゼットに仕舞っており、夏になると出してきて、またはめています。
築年数が経過した日本家屋では網戸がなく、夏をどう過ごそうかと思案される方もいらっしゃいます。
そんなときには、網戸をつくってもらうのはいかがでしょう。レールや溝があるならば木製の網戸をそのレールに合うように採寸して、製作することができます。
昔ながらの日本家屋では、縁側の欄間や水廻りの窓を使いながら、よく換気をすることが涼しい暮らしを実現し、住まいを長持ちさせる秘訣でもあります。でも、実際には網戸のためのレールがみあたらないことがあります。
実際には、例えば、欄間や洗面所の窓は引違窓ですが、外側の窓の使われていない側のレールに網戸を入れています。片側窓しか開きませんが、日本的なとても無駄のないつくりかたです。
また、京町家の葦戸のように、ガラス窓を網戸に交換することもできます。
網戸のシーズンは蚊のいなくなる晩秋まで続きます。それを終えたら、また清掃して仕舞います。
木のガラス戸だけでなく、アルミサッシでも網戸をはずすととてもスッキリと窓からの景色を楽しむことができます。
網戸がないときはつくってみる、使わないときは仕舞ってみるのはいかがですか。
プロジェクトの写真をより詳しくご覧になりたい際には下記リンクをご参照下さい。
ジェル・アーキテクツHP-House
※お問い合わせ先:ジェル・アーキテクツHP
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写真協力 インテリア誌 DREAM
「DREAM」は1964(東京オリンピック開催)年の創刊以来、およそ50年、「美しく心豊かに住まうために」をテーマに、時代感のあるインテリアとそのマインドを紹介し続けています。
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どりーむ編集局
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