7月の連休に長野を訪れた。
友人のアーティストの三原誠さんが東京から長野に移り住んで数年。
移り住んだ先がとても静かで良い所だと伺っていたので、
いつか訪問してみたいと思い続けていた。
場所は松本から長野へ抜ける国道から少し山を登った高原だ。
松本まで中央高速で3時間程。高速のインターからは1時間程度と近からず遠からず、久しぶりのドライブも楽しめた道程だった。
尾根を超える毎に見えてくる幾つもの棚田と、遠くに見える北アルプスの山々。
小さい日帰り温泉もあり、とても静かな落ち着いた山村だ。
近所に湧き水があり、そこで汲んだ水でコーヒーを入れてもらった。
野菜も瑞々しく、都心で手に入るものとは香りも味も違い、羨ましい。
夜は地元のアーティスト仲間の繋がりで、大町にあるギャラリーでのライブを訪れた。
お会いした方々は東京から移り住んだ方々ばかりで、コミュニティが出来る程の繋がりを持たれているのに少し驚いたが、これだけ情報インフラが発達していれば、あまり地域性や移動距離に縛られることもなく、気軽に移ることを楽しむのも良いのだろう。
さて、本題の木製建具の話。
近々、工事に入る新築住宅の木製建具を三原さんのつてで長野で材料の仕入れから製作・吊込まで一貫して行っている木製建具業者さんにお願いすることにした。
今回の住宅は極力アレルゲンを排除する為に、使用する材料のトレーサビリティを重視しており、材料の仕入れ元まで出来るだけ追いかけられるよう注意を払っている。
その流れでいえば、丸太をスライスした原木を自社倉庫にて自然乾燥させ、加工製作している今回の業者さんは理想的だ。都内での仕事も年数回こなされているので、遠方でも安心してお願いできる。山の上にある加工場にも関わらず、NCルーターまであり、細かい部分まで難なく対応してもらえそうだ。
建物をつくる工程・工種は近年さらに分業化が進み、各建物毎にオーダーで製作する木製建具ですら、近隣の木製建具業者さんにお願いしたとしても、実際の製作は遠方の木製建具工場にて製作することになるケースが増えてきた。
その流れに反し、材料から一貫して頼むことができるのは心強い。
今後、製作図のやり取りを進めて行く予定だ。
写真はiPhone。
道案内はiPhoneのマップを利用するも、ちょっと遠回りの山道をナビされてしまう。
ライブの行われたギャラリーはエイトリンクスタジオ
http://www.8linkstudio.com/
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